概要
HimawariCloudシステムは、ランドラインにて配信されるHSD(Himawari Standard Data)フォーマットのデータを処理することができるシステムで、インターネットから取得したHSDデータを自動的に処理し、16チャンネルのデータから各種プロダクトデータを作成することができます。
HimawariCastシステムは、2.4mパラボラアンテナにてHRIT/LRITデータを受信するシステムで、DVB-S2受信機によりひまわり8号からのデータをリアルタイムに受信します。HimawariCloudよりも可視チャンネルが2チャンネル省かれており、画像の分解能も半分になっていますが、その分データを軽量に取り扱うことができます。
機能
- TeraScan®による高度な処理機能が利用できます。
- 16チャンネルのHSDデータ処理に対応しています。(HimawariCloudオプションが必要です)
- 14チャンネルのHRIT/5チャンネルのLRITデータ処理に対応しています。(HimawariCastオプションが必要です)
- データの切り出しや地図投影、画像合成、画像演算を容易に行うことができます。
- 受信したデータをTeraScan®のみで解析処理,記録,画像作成、ローカル配信までを行うことができます。
- HimawariCastシステムは,24時間365日無人にて自動受信が可能です。
出力プロダクト
- Contrails and deep convective clouds
- Microphysical RGB composites for convection, dust, fog, and true-color
- Cloud products (height, temperature, pressure)
- Cloud Motion Vectors (Cloud winds)
- Fog/lowcloud
- AirMass product
- Rain Rate
- Dust
- Fire hotspots
サンプルデータ
以下の画像は、ひまわり標準データ(HSD:Himawari Standard Data)をTeraScan®にて処理し、作成したものです。
リンクをクリックすると実際の解像度の画像が表示されます。ファイルサイズが大きいものがありますのでご注意ください。ダウンロードして画像ビューワ等で閲覧することをお勧めします。
![]() Channel 1 (PNG: 11000×11000 71.25MB) |
![]() Channel 2 (PNG: 11000×11000 73.43MB) |
![]() Channel 3 (PNG: 22000×22000 294.12MB) |
![]() Channel 4 (PNG: 11000×11000 79.96MB) |
![]() Channel 5 (PNG: 5500×5500 19.72MB) |
![]() Channel 6 (PNG: 5500×5500 19.84MB) |
![]() Channel 7 (PNG: 5500×5500 18.88MB) |
![]() Channel 8 (PNG: 5500×5500 12.64MB) |
![]() Channel 9 (PNG: 5500×5500 14.27MB) |
![]() Channel 10 (PNG: 5500×5500 14.92MB) |
![]() Channel 11 (PNG: 5500×5500 17.85MB) |
![]() Channel 12 (PNG: 5500×5500 15.93MB) |
![]() Channel 13 (PNG: 5500×5500 17.74MB) |
![]() Channel 14 (PNG: 5500×5500 17.64MB) |
![]() Channel 15 (PNG: 5500×5500 17.63MB) |
![]() Channel 16 (PNG: 5500×5500 18.12MB) |
![]() トゥルーカラーRGB合成 R:ch3 G:ch2 B:ch1 (PNG: 11000×11000 121.59MB) |
![]() ナチュラルカラーRGB合成 R:ch5 G:ch4 B:ch3 (PNG: 5500×5500 34.08MB) |
![]() 直交座標に変換したChannel 13 (PNG: 4400×4400 8.99MB) |
![]() 日本周辺を切り出したChannel 4 (PNG: 4400×4400 13.73MB) (アスキー形式: 133.51MB) |